加賀美 昇華
HASK(ハスク)ポピュラーピアノ教室 公式ホームページ
HASKポピュラーピアノ教室の目標
「ポピュラーピアノの普及」
「ピアノ」といえば「クラシックピアノ」を学び、またそれを思い浮かべる方が多いと思いますが、果たして今求められているのはクラシックピアノなのでしょうか。
教師として生徒様と接する際、重要なものの1つに「教材・教則本」があります。
バイエルやブルグミュラーなど、聞き馴染みのある方も多いでしょう。しかし、今現在の子供ピアノ教育において、バイエルはほとんど使用されていないことをご存知でしょうか。
一昔前では鉄板の教材も、時代と共に「基本」が変わり、より良く、変化しつつあるのです。
近年、様々なメディアを個人で利用できるようになり、ピアノの立ち位置も大きく変わりつつあります。
当教室にいらっしゃる生徒様の多くが、ポピュラー音楽を弾きたいと仰っていました。
「ピアノ」といえば「クラシックピアノ」を学ぶ。
私は、これ以外の大きな道があっても良いのではないか?と考えます。
クラシックとジャズ・ポピュラー音楽の違い
よく目にするお題ですが、ここでは簡単に歴史をお話した後、リズムについてお話します。
クラシック音楽の歴史はとても古く、教会音楽、聖歌を源流としています。
メロディーの重なりで構成され、和声法、対位法などの研究が発達しました。
ジャズは1900年初頭、アメリカのニューオリンズが発祥とされています。
スウィングや裏拍のシンコペーションなどのリズム、アドリブ、複雑なコードなどが特徴で、アフリカ音楽(リズム)と西洋音楽(コード・和声)の融合とも言われています。
ポピュラー音楽は狭義の意味になりますが、1880~90年代に確立した商業音楽から始まります。
国と年代で察しの良い方ならお分かりの通り、ジャズもポピュラー音楽の一部です。
ジャズからR&B、ロックンロール、フォーク、UKロック(ビートルズ等)と世界に広がっていきます。
クラシックとジャズ・ポピュラー音楽において、顕著に違うポイントがあります。
それは「常に一定のリズムを刻む楽器(リズム隊)があるかないか」です。
クラシックにはティンパニなどの打楽器はあれど、それらは一定のリズムは刻みません。
ジャズやポピュラー音楽は、一定のリズムを刻むベースやドラムがあります。
この決定的な違いを理解することが、ポピュラー音楽をピアノで弾く上でとても重要なのです。
一定のリズムから生まれる「グルーヴ感」は、ジャズやポピュラー音楽で重要視されるものです。
しかしそれがいったい何を意味するのか?多くのクラシックピアノ経験者様は知らないのが現状です。
英会話を習っていたのに、ロシア語話せる?と言われたようなもので、当然のことといえます。